■研究者面談報告 第1回

岡山大学医学部(眼科)松尾俊彦先生、工学部内田哲也先生に聴く
「岡山大学方式人工網膜OUReP」の開発~医師主導治験の見通し~

■Wings研究者インタビュー 第1回

岡山大学病院(眼科)松尾俊彦先生、工学部内田哲也先生に聞く
2015年8月に行われた両先生のご講演とWings委員との面談の内容を、
両先生のご了解の下、一問一答形式で纏めました。

 —— ◇—— ◇ —— ◇ —— ◇—— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ ——

●岡山大学方式人工網膜の治験を計画されているとお伺いしました。この人工網膜の特長、また臨床応用の前提となるご研究についてお伺いします。

Q:まず岡山大学方式の人工網膜の特長を説明していただけますか?

A:光を電位差に変換する光電変換色素分子をポリエチレンフィルムに化学結合して使用します。電位差を出力して、近傍の神経細胞を刺激します。10の7乗から8乗個の色素分子が1つの神経細胞に接しています。ポリエチレンフィルムは薄くて柔らかいので、大きなサイズ(直径10ミリメートル大)まで植込み可能です。つまり、広い視野をカバーすることが可能です。

 

Q:どの位の回復視力が期待できますか?

A:網膜色素変性モデルラットでは、行動評価から換算して、0.005以上の視力が得られています。ヒトでも同等に見えれば、アイパッドなどで拡大して字が読めます。日常生活の改善、字を読むことが目標です。理論的には、網膜本来の解像度が期待できます。

 

Q:人工網膜の眼内での耐久性、また安全性はどの位分かっていますか?

A:ウサギに6ヵ月植込んで摘出した人工網膜の機能を解析しています。光に対する反応性は保持されています。安全性評価のすべての試験で毒性はありません。6ヵ月埋植試験もウサギで実施しています。

 

●計画されている治験について、次にお伺いします。

Q:人工網膜は眼内のどこに挿入しますか、また、いったん挿入した後に交換可能ですか?

A:網膜色素上皮と神経網膜の間に挿入します。網膜剥離で剥がれるのが、この網膜色素上皮と神経網膜の間です。技術的には交換可能ですが、人工網膜を植込むよりも摘出する方が手術的侵襲は大きいので、無害ならば、植込んだままにした方がよいと考えます。2枚目の人工網膜は、先に植込んだ人工網膜の上(神経網膜側)に重ねていれるのがよいのではと考えます。

 

Q:被験者の募集人数、また選択基準、除外基準は?

A:最初の募集は5人です。ヒトで初めてですので、両眼とも「光覚弁なし」の方で、光干渉断層計(OCT)で網膜層構造が残っている方です。除外基準は、緑内障、角膜疾患がある方、全身状態が悪い方、認知症などの方です。

 

Q:麻酔の種類、手術時間、入院日数、外来通院頻度、効果判定時期は?

A:手術は局所麻酔下1、2時間で終了します。入院は5日間、通院は14、28日目、2、3、6、12、24ヵ月目です。効果判定時期は術後28日です。

 

Q:有り得る有害事象は?

A:網膜剥離硝子体出血緑内障眼内炎です。

 

Q:治験での評価項目は?二重盲検試験を要求されますか?

A:主要評価項目は安全性、副次評価項目は、探索的効果(視力、視野)です。
Feasibility study(探索試験;5人)の後、pivotal study(検証試験;20-25人)を実施します。Feasibility studyで効果があれば、医療機器製造販売承認申請が早くなります。医療機器ですので、医薬品とは違い、二重盲検試験は不要です。

 

Q:製造・販売企業の見通しは?また、将来的に、費用はどの位かかりますか?

A:岡山大学が大手の製造販売業企業と交渉を進めています。心臓ペースメーカーの費用は100万円位ですが、同程度の金額を想定しています。通常の硝子体手術と同額になり、それプラス、人工網膜の費用となります。保険償還を目指します。

 

Q:治験開始の時期はいつ頃ですか?

A:医薬品医療機器総合機構(PMDA)と相談しながら、今年度内の開始を目指します。

 

参考文献:「色素結合薄膜型の人工網膜(OUReP™)の医師主導治験を目指して

(『人工臓器』43巻3号、2014年、 松雄先生と内田先生の共同論文)

 

次回★Wings研究者インタビュー 第2回
山梨大学医学部飯島裕幸先生に聞く
~ハンフリー視野検査からわかること~

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第10回JRPS網脈絡膜変性フォーラムのご報告

 去る11月1日(日)、高知県の高知プリンスホテルにおきまして、第10回JRPS網脈絡膜変性フォーラムが開催されました。
本協会副理事長で千葉大学附属病院長である山本 修一先生がオーガナイザーを務め、大阪大学 不二門 尚先生、順天堂大学 村上 晶先生、神戸理化学研究所 万代 道子先生、そして山本先生による網膜色素変性症の最先端医療にかかわる講演が行なわれました。
講演要旨につきましては、JRPSニュースレター29号をご覧ください。
(JRPS本部事務局)

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2015年度までのJRPS研究助成者一覧

日本網膜色素変性症協会(JRPS)研究助成者

2015年7月28日更新
(敬称略、所属は受賞当時の機関です)

1997年度 第1回

◆阿部俊明(東北大学医学部眼科)
「網膜色素変性症の移植により治療の試み」
◆出沢真理(千葉大学医学部眼科)
「網膜色素変性症における網膜神経節細胞の病体変化と
シュワン細胞移植による治療の試み」

 

1998年度 第2回

◆大黒 浩(札幌医科大学医学部眼科)
「網膜色素変性症の蛋白質レベルにおける発症機序の解明」
◆坂本泰二(九州大学医学部眼科)
「網膜色素変性症に対する遺伝子治療の基礎研究」

 

1999年度 第3回

◆岩田文乃(順天堂大学医学部眼科)
「網膜色素変性症と甲状腺機能異常との関係について」
◆高橋 政代 (京都大学大学院医学研究科視覚病態学)
「神経系幹細胞の網膜移植」

 

2000年度 第4回

◆森村浩之(大阪大学眼科)
「網膜色素上皮に発現するG蛋白共役受容体遺伝子の
網膜変性症例での変異とその機能」
◆山田晴彦(関西医科大学眼科)
「遺伝性網膜変性疾患における網膜の2次性変化の
予防に関する研究」

 

2001年度 第5回

◆近藤 寛之(福岡大学医学部眼科学教室)
「連鎖解析を併用した階層的アプローチによる
網膜色素変性症原因遺伝子の同定」
◆町田繁樹(岩手医科大学眼科学教室)
「網膜色素変性症の動物モデルにおける
網膜機能と形態との関係」

 

2002年度  第6回

◆忍足俊幸(千葉大学大学院医学研究院視覚病態学)
「網膜神経細胞の神経保護と再生」
◆中村 誠 (名古屋大学大学院医学研究科
頭頸部・感覚器外科学)
「錐体杆体変性症の分子遺伝学的検討」

 

2003年度 第7回

◆亀谷修平(秋田大学医学部感覚器学講座眼科学分野)
「新規網膜変性遺伝子Mfrpの機能解析」
◆和田裕子(東北大学大学院医学系研究科
感覚器病態学講座眼科学分野)
「日本人網膜色素変性の分子遺伝学的検討
~高頻度変異を用いた遺伝子診断システムの開発~」

 

2004年度 第8回

◆近藤峰生(名古屋大学大学院医学研究科感覚器障害制御学)
「網膜色素変性症中型モデル動物(ロドプシンP347L変異ウサギ)
作成と視機能解析」
◆森 圭介(埼玉医科大学)
「Pigment epithelium-derived factor(PEDF)および
アデノウィルスベクターによる神経保護効果の作用機序の解明」

 

2005年度  第9回

◆原田 高幸(東京都神経科学総合研究所分子神経生物学研究部門)
「網膜色素変性症における神経栄養因子受容体と
グリアー神経相関作用の関与」
◆吉田 茂生(九州大学大学院医学系研究科眼科学)
「ゲノム科学的手法を用いた網膜ジストロフィの分子病態学の解明と
遺伝子診断システムの構築」

 

2006年度  第10回

◆池田 康博(九州大学大学院医学研究院眼科学)
「虹彩色素上皮細胞由来網膜前駆細胞を用いた
exvivo遺伝子治療」
◆本田 茂(神戸大学大学院医学系研究科器官治療医学眼科分野)
「Rdマウスにおける視細胞内アポトーシス経路の
同定とその遮断による細胞保護」

 

2007年度 第11回

◆富田 浩史(東北大学先進医工研究機構生命機能科学分野)
「遺伝子導入による視機能再建に関する研究」
◆辻川 元一(大阪大学医学部眼科学教室)
「網膜色素変性症における視細胞死のメカニズムの解明
~視細胞はなぜ死ぬのか?~」
◆柳 靖雄(東京大学医学部付属病院眼科)
「骨髄間葉系幹細胞移植による網膜変性進行阻止効果」

 

2008年度  第12回

◆田中 伸茂(杏林大学医学部眼科学教室)
「網膜色素変性症眼で残存する網膜神経節細胞への
光感受性の賦与~光覚の獲得へ向けて ~」
◆金 子兵(理化学研究所・網膜再生医療研究チーム)
「網膜色素変性症における網羅的な遺伝子検査」
◆山本 修一(千葉大学大学院医学研究院眼科学)
「網膜色素変性症におけるウノプロストン点眼による
網膜保護効果の臨床研究」

 

2009年度  第13回

◆菅野 江里子(東北大学 国際高等融合領域研究所)
「チャネルロドプシンによって得られる視覚特性」
◆中澤 満(弘前大学 大学院医学研究科 眼科学講座)
「網膜色素変性での視細胞死に対するカルパインの作用と
カルパイン阻害薬による治療の可能性」

 

2010年度  第14回

◆小澤 洋子(慶應義塾大学医学部眼科学教室)
「再生に向けたヒト人工多能性幹細胞を用いた
網膜色素変性症の病態解析」
◆町田 繁樹(岩手医科大学眼科学教室)
「視細胞変性に伴った網膜中・内層の機能変化」

 

2011年度  第15回

◆古川 貴久(財団法人 大阪バイオサイエンス研究所)
「網膜色素変性を引き起こす視細胞の繊毛の長さ調節機構の解明」
◆角田 和繁(独立行政法人 国立病院機構東京医療センター
臨床研究センター視覚生理学研究室)
「オカルト黄斑ジストロフィーの原因解明に向けて」

 

2012年度 第16回

◆森本 壮(大阪大学大学院医学系研究科 感覚機能形成学講座)
「網膜色素変性に対する経角膜電気刺激治療の臨床応用」
◆細野 克博(浜松医科大学眼科学講座)
「日本人網膜色素変性患者の遺伝子診断システムの構築」

 

2013年度  第17回

◆村上 祐介(九州大学大学院医学研究院眼科学分野)
「ゲノム酸化損傷を標的とした網膜色素変性に対する治療法の開発」
◆大石 明生(京都大学眼科)
「次世代シークエンサーを用いた網膜色素変性症の
網羅的変異スクリーニング」

 

2014年度  第18回

◆岩田 岳(東京医療センター)
「網膜色素変性の網羅的遺伝子解析と病因・病態機序の解明」
◆上野 真治(名古屋大学眼科)
「網膜色素変性におけるバイオマーカーの探索」

 

 

2015年度  第19回

◆西口 康二(東北大学大学院 医学研究科)
「遺伝子治療による錐体系視覚再建と可塑性の解析」
◆五十嵐 勉(日本医科大学 眼科学教室)
「硝子体投与アプローチからの網膜色素変性の遺伝子治療」
◆池田 華子(京都大学医学部附属病院 臨床研究総合センター 網膜神経保護治療プロジェクト)……もうまく基金賞
「網膜色素変性に対する新しい神経保護の開発」

 

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第19回日本網膜色素変性症協会(JRPS)研究助成者決定のお知らせ

本部事務局

第19回JRPS研究助成の助成者が決定しましたのでお知らせ致します。 研究助成は、JRPS学術理事の厳正な審査により、次の3件に決定いたしました。

【1位】
西口 康二[にしぐち こうじ]
(東北大学大学院 医学研究科)
「遺伝子治療による錐体系視覚再建と可塑性の解析」
【2位】
五十嵐 勉[いがらし つとむ]
(日本医科大学 眼科学教室)
「硝子体投与アプローチからの網膜色素変性の遺伝子治療」
【もうまく基金賞】
池田 華子[いけだ はなこ]
(京都大学医学部附属病院 臨床研究総合センター 網膜神経保護治療プロジェクト)
「網膜色素変性に対する新しい神経保護の開発」

※もうまく基金賞は本年から新設されました。
※なお詳細は、秋ごろ発行予定の『ニュースレター』No.29に掲載します。

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第10回JRPS網脈絡膜変性フォーラムのお知らせ

本部事務局

治療法研究のさらなる加速を目指し、もうまく基金との共催で、網脈絡膜変性フォーラムを開催します。中・四国地方での初めての開催であり、近隣地域からも多数のご来場をお待ちしています。なお、詳細は次号にて紹介します。

日 時 2015年11月1日(日)13時~15時(開場 12:15)
会 場 高知プリンスホテル ダイヤモンド・ホール
高知県高知市南宝永町4番2号

講 演
1.遺伝子から見た網膜色素変性:村上 晶先生(順天堂大学)
2.神経保護による長生き戦略:山本 修一先生(千葉大学)
3.iPS細胞を用いた網膜の再生医療:万代 道子先生(理化学研究所)
4.人工網膜の現状:不二門 尚先生(大阪大学)
オーガナイザー:山本 修一先生(千葉大学)

主 催 一般社団法人 日本網膜色素変性症協会(JRPS)
特定非営利活動法人網膜変性研究基金(もうまく基金)

※本フォーラムの対象:眼科医、行政・福祉関係者、患者・家族
※本フォーラムは専門医認定事業です。
※入場無料

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第18回日本網膜色素変性症協会(JRPS)研究助成者決定のお知らせ

第18回 日本網膜色素変性症協会(JRPS)研究助成者が決定しましたのでお知らせ致します。 研究助成は、JRPS学術理事の厳正な審査により、次の2件に決定しました。

1位
岩 田   岳 (いわた   たけし)
(独立行政法人国立病院機構東京医療センター・感覚器センター)
「網膜色素変性の網羅的遺伝子解析と病因・病態機序の解明」
2位
上 野  真 治 (うえの   しんじ)
(名古屋大学大学院医学研究科 眼科学講座)
「網膜色素変性におけるバイオマーカーの探索」

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Wings研究者インタビュー目次

Wings研究者インタビュー フォローアップ寄稿(1)(20181127
「山梨大学医学部眼科 飯島 裕幸先生に聞く
~ハンフリー視野検査と網膜色素変性」

Wings研究者インタビュー 第11回(20180925)
「東京医療センター  藤波 芳先生に聞く
~新規治療開発に向けた重度視覚障害患者の視機能評価法の確立~」

Wings研究者インタビュー 第10回(20180130)
「東京医療センター 岩田岳先生に聞く
~遺伝性網脈絡膜疾患の病因・病態機序の解明~」

Wings研究者インタビュー 第9回(20170926)
「千葉大学 山本修一先生に聞く
~経皮膚電気刺激治療の臨床試験計画と患者レジストリー構築の可能性について~」

Wings研究者インタビュー 第8回20170328
「大阪大学 不二門先生に聞く
~阪大方式人工網膜と経角膜電気刺激治療~」

Wings研究者インタビュー 第7回20170131
「弘前大学 中澤満先生に聞く
~カルシウム阻害薬を用いたRPの進行抑制~」

Wings研究者インタビュー 第6回(20161129
{岩手大学  冨田浩史先生に聞く
~遺伝子治療による視覚再生-臨床に向けた取り組み~ 」

Wings研究者インタビュー 第5回20160927
「京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター 池田華子先生に聞く
~RP患者を対象とした新規薬物KUSおよび分岐鎖アミノ酸の神経保護治療の治験計画~」

Wings研究者インタビュー 第4回(20160726)
「九州大学眼科 池田康博先生に聞く
~視細胞保護遺伝子治療のこれから~」

Wings研究者インタビュー 第3回20160329
「理化学研究所 高橋政代先生に聞く
~網膜再生医療の未来について~」

Wings研究者インタビュー 第2回20160126
「山梨大学 飯島裕幸先生に聞く
~病気の進み具合が予測できる~」

Wings研究者インタビュー 第1回20151201
「岡山大学医学部(眼科) 松尾俊彦先生、工学部 内田哲也先生に聞く
岡山大学方式人工網膜「OUReP」の開発~医師主導治験の見通し~」

 

 

 

 

 

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第17回日本網膜色素変性症協会(JRPS)研究助成者決定のお知らせ

第17回 日本網膜色素変性症協会(JRPS)研究助成者が決定しましたのでお知らせ致します。
研究助成は、JRPS学術理事13名の厳正な審査により、次の2件に決定しました。

【1位】村上 祐介[むらかみ ゆうすけ](九州大学大学院医学研究院眼科学分野)
「ゲノム酸化損傷を標的とした網膜色素変性に対する治療法の開発」

【2位】大石 明生[おおいし あきお](京都大学眼科)
「次世代シークエンサーを用いた網膜色素変性症の網羅的変異スクリーニング」

※ なお詳細は、秋ごろ発行予定の『ニュースレター』No.27号に掲載します。

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網膜色素変性症・医療講演会のご案内 「この目に確かな治療法を! 網膜色素変性症の最先端研究」   ~神経保護・網膜再生・人工網膜~

日本網膜色素変性症協会(JRPS)大阪支部では、未だに治療法が確立されて
いない眼の難病「網膜色素変性症(RP)」に関する最先端の研究について、

下記の要領で医療講演会

「この目に確かな治療法を! 網膜色素変性症の最先端研究
~神経保護・網膜再生・人工網膜~」
を開催いたします。
つきましては、患者・家族の皆様をはじめ、医療・福祉関係者や一般の皆様にも
多数ご参加いただきたくご案内申し上げます。

■日時 2013年5月19日(日) 13時 ~ 16時30分
(受付 12時30分~)
■会場 大阪市立中央区民センター2階ホール(定員 550名)
□   住所 大阪市中央区久太郎町1-2-27
交通 地下鉄 堺筋線・中央線「堺筋本町駅」
東改札口3号出口 東へ約100m
■参加協力金 JRPS会員 無料、 一般 500円(ともに介助者1名無料)
※申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

■プログラム
□テーマ「この目に確かな治療法を! 網膜色素変性症の最先端研究
~ 神経保護・網膜再生・人工網膜 ~」

◎講演1 「新しい神経保護薬剤の開発」
講師   京都大学医学部附属病院眼科・助教
池田華子(いけだ はなこ)先生

◎講演2 「網膜色素変性と細胞移植治療」
講師   先端医療センター病院眼科・副医長
平見恭彦(ひらみ やすひこ)先生

◎講演3 「STS人工網膜2号機の臨床試験に向けて」
講師   大阪大学大学院医学系研究科・教授
不二門尚(ふじかど たかし)先生

■主催 日本網膜色素変性症協会(JRPS)大阪支部
■後援(予定) 大阪府、 大阪市、 大阪府眼科医会

□問合せ先 JRPS大阪支部・事務局 松本℡090-7343-8980
e-mail:osakajrps@yahoo.co.jp
□JRPSホームページ:http://www.jrps.org/
大阪支部ホームページ:http://www.jrps.org/osaka/local/

※本講演会は「NHK歳末たすけあい配分金事業」です。

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第17回 日本網膜色素変性症協会 (JRPS) 研究助成のご案内

日本網膜色素変性症協会(Japanese Retinitis Pigmentosa Society,JRPS)は、患者、支援者、研究者の協力により、1994年5月に設立されました。本来の目的である網膜色素変性症とその類縁疾患の治療法開発のための研究に対し、助成を行っております。また、社会に網膜色素変性症を広く知っていただき、さらには研究助成への募金を呼びかけるため2008年8月に特定非営利活動法人網膜変性研究基金が設立され、2010年からはJRPSと協同で研究助成制度の運営に当たっています。第17回の応募要項は以下の通りです。

対  象:網膜色素変性症、網脈絡膜変性、ロービジョンに関する研究を行う研究者、
または診療、教育、研究機関。
研究期間:2013年4月から2014年3月までに完結見込みの研究。
助成金額:200万円 1名、100万円 1名
応募方法:研究代表者、研究機関名、住所、TEL&FAX、E-mailアドレス、研究題目、
実施計画を1200字以内にまとめ、同内容と直接関係する業績目録および
その別刷(代表論文5篇以内)を添付し、下記へ郵送のこと。(用紙はA4判を用い、
横書き、それ以外の形式は自由)
※応募書類は原則的に返却致しません。返却をご希望される場合は、その旨を
お書き添え下さい。
締め切り:2013年3月31日(日)
選考方法:JRPS学術理事の審査に基づいて理事会で決定する。
結果は2013年6月初旬までに、研究代表者に連絡する。
応募書類送付および問い合わせ:
〒260-8670 千葉市中央区亥鼻1-8-1
千葉大学大学院医学研究院眼科学 山本 修一
TEL:043-222-7171(代表)/ FAX:043-227-1810
(お問合せはFAXでお願いします)

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