「遺伝情報と網膜ゲノム医療」連続オンラインセミナーのご案内

遺伝情報と網膜ゲノム医療
連続オンラインセミナー2021開催要項[詳報]

患者自らゲノムとゲノム医療について理解を深めるため、昨年に続き、連続オンラインセミナーを開催します。

【名称】JRPSオンラインセミナー2021
~遺伝情報と網膜ゲノム医療・患者からのアプローチ~

【主催】公益社団法人 日本網膜色素変性症協会(JRPS)

【共催】NPO法人 オール・アバウト・サイエンス・ジャパン(AASJ)

【形式】オンラインセミナー:パソコン・スマホで全国どこからでも視聴できます。
締め切り日時までに申し込みをされた方には、事前に参加用URLをお知らせします。

【対象】遺伝性網膜疾患患者・家族、研究者・医療従事者、一般市民の方

第1回 テーマ:網膜ゲノム医療の近未来(その2)

【日時】2021年11月3日(水・祝)13時~16時

【プログラム】
13時 開会挨拶 長澤 源一(JRPS理事長)
趣旨説明 伊藤 節代(JRPS理事)

13時10分
講演1「網膜変性に対する遺伝子特異的治療の進化」
西口 康二(名古屋大学医学部眼科学教授)

13時50分
講演2「これからの網膜色素変性への医療とケア」
村上 晶(順天堂大学大学院医学研究科眼科学教授)

14時30分  質問・コメント 西川 伸一(AASJ代表理事)

14時45分  休憩

14時55分  講演者・患者パネリストによる質疑・討論

15時55分  閉会挨拶 森田 三郎(JRPS理事)

16時 閉会

【講演者プロフィール】
西口 康二:1997年名古屋大学医学部卒。2005年同大学院医学系研究科修了。
2007年同附属病院眼科助教。スイスローザンヌ大学(遺伝医学)、
英国UCL(遺伝子治療学)を経て、2014年東北大学視覚先端医療学准教授。
2020年10月より現職。2015年JRPS研究助成受賞。

村上 晶:1981年 順天堂大学医学部卒。同眼科学助手。
1988年 米国眼研究所研究員。1989年 マイアミ大学眼科研究員。
1992年 防衛医科大眼科講師。2000年 順天堂大学医学部講師。
2003年 より現職。

 

第2回 テーマ:ゲノム医療推進と遺伝子診断

【日時】2021年11月13日(土)13時~16時

【プログラム】
13時   開会挨拶 有松 靖温(JRPS理事)

13時5分
講演1「遺伝子検査の前に考えてほしいこと」
吉田 晶子(神戸アイセンター病院/京都大学大学院医学研究科
ゲノム医療学講座 特定助教)

13時45分
講演2「ゲノム医療と倫理的社会的法的課題」
武藤 香織(東京大学医科学研究所公共政策研究分野教授)

14時25分  質問・コメント 西川 伸一

14時40分 休憩

14時50分 講演者・患者パネリストによる質疑・討論

15時55分 閉会挨拶 伊藤 節代

16時 閉会

【講演者プロフィール】
吉田 晶子:2008年京都大学大学院遺伝カウンセラーコース卒、
2016年より理化学研究所網膜再生医療研究開発プロジェクト勤務。
2017年12月からは神戸アイセンター病院も兼務。
2021年4月より、京都大学大学院ゲノム医療学講座にて学生の指導にも携わりながら、神戸アイセンター病院での勤務を継続

武藤 香織:1993年慶應義塾大学文学部卒。
1995年同大学院社会学研究科修了。
1998年東京大学大学院医学系研究科博士課程単位取得満期退学。
米国ブラウン大学研究員、信州大学医学部講師などを経て、
2007年東京大学医科学研究所准教授、
2013年より現職。

参加申込み方法
下記事項を記載し、メールにてJRPS本部事務局までお申込みください。
受付期間は2021年10月31日(日)までです。
①氏名(フリガナ)メールアドレス
③属性(1.患者、2.家族、3.研究者/医療従事者、4.その他)
④JRPS会員・非会員の別⑤事前質問(任意)
※事前質問を受付けますが、回答できない場合もありますのでご了承ください。

【申込み先】JRPS本部事務局 Eメール:info@jrps.org
※メールのタイトル欄に「オンラインセミナー申込み」とご記載ください。
問合せ:Eメールまたは電話(03-5753-5156)

講演要旨

■「網膜変性に対する遺伝子特異的治療の進化」 
西口 康二(名古屋大学)
重症な小児発症の網膜色素変性類縁疾患であるレーバー先天盲を対象とした、アデノ随伴ウィルスを用いた初めての網膜遺伝子治療が2008年に報告されてから10年以上が過ぎた。この報告は、安全性の高いウィルスを用いて欠損遺伝子に対して正常な遺伝子を網膜に導入することで、それまでまったく治療法がなかった網膜ジストロフィにおいて、治療に、より光感度が改善し暗所での移動が向上することを示すものだった。これをきっかけに、世界中で遺伝子治療の開発競争が始まり、今では網膜色素変性を含めてさまざまな網膜疾患に対して数多くの臨床試験が行われつつある。しかし、同治療に関する臨床データが蓄積されるにつれ、次第に無視できない課題も明らかになってきた。本講演では、最初に遺伝子治療とは何か?という基本的なことを、歴史を振り返りながら解説する。次いで、さまざまな網膜ジストロフィに対して行われている遺伝子治療臨床試験の最新の結果をレビューし、同治療の今後の展望と現時点で何を考えるべきかについて考察する。

■「これからの網膜色素変性への医療とケア」
村上 晶(順天堂大学)
眼にかかわる遺伝子の働きと遺伝に関わる研究の進展は目覚ましく、網膜色素変性診療のなかでも遺伝学の重要性が増している。病気と関連する遺伝子の変化の同定と病気のしくみの理解が得られ、遺伝子を調べる検査(遺伝学的検査)は、患者さんへの適確な診断の助けになり、家族のケアや遺伝カウセリングのための情報を提供しうるものとなりつつある。今後未解決例の割合を減らすために、より多くの患者さんの解析をするとともに、異なる方法を応用する試みが続けられている。細胞リプログラミング技術の進歩は、患者さんから提供された皮膚や血液などの細胞から人工多能性幹細胞(iPSC)を作って、網膜に近い性質をもった細胞を得ることが可能になった。このような細胞を使った、再生治療研究や、研究室の培養皿のなかで病気モデルを作り新たな治療薬の探索をするような研究も進められ、その道筋もいくつかのものに収斂しそうである。一方、急速な変化が起こりそうなこれからの社会での患者さんの健康管理と実生活における問題解決の仕組みづくりにはまだ明確な道筋が見えていないように思われる。患者さんとともに医療者や研究者も現存する難病対策、社会保障制度の仕組みを理解して研究成果をどう社会に実装していくか知恵を出し合うことが大切だと思う。

 

■「遺伝子検査の前に考えてほしいこと」 
吉田 晶子(神戸アイセンター病院/京都大学)
最近、JRPS会員の皆さまの間でも、遺伝子検査について話題になることが多いのではないかと思います。当院でも、知り合いから遺伝子検査について聞き、ご興味をもって来院される方がおられます。神戸アイセンターでは、遺伝子検査をご希望の患者さんには、検査前に遺伝カウンセリングをご案内しています。なぜ、遺伝子検査を受けたいと思っているのに、そのような場が用意されているのか、疑問に思う方も少なくないと思います。網膜色素変性の遺伝子検査において、原因の遺伝子が判明した場合、原因が突き止められると同時に遺伝のタイプも明らかとなります。遺伝カウンセリングで話題になることの一つは、患者さんの原因遺伝子が判明した時に、血縁者の誰に影響があるのかについてです。もしかしたら、誰にも影響がないかもしれませんし、思いもよらないご親戚が話題にあがるかもしれません。ご自身としては、とくに心配がないと思っても、専門的な視点から検討し、患者さんのお考えをうかがいながら、遺伝子検査でどこまでのことがわかるのか、すり合わせていく話し合いが非常に大切です。この話し合いが行われなければ、予想していたものと違うという結末になる可能性もあるのです。遺伝子の情報と新しい研究や治療との関連性も検討事項となっていますが、だからこそ、遺伝子検査前の話し合いや検討が大切になってきます。当日は、遺伝カウンセリングの流れを追いながら、遺伝子検査の前に考えていただきたいことをお伝えしたいと思います。

■「ゲノム医療と倫理的社会的法的課題」
武藤香織(東京大学)
難病領域でのゲノム医療について、国が主導して全ゲノム解析等実行計画が進められている。しかし、新型コロナウイルス感染症流行の影響もあり、ゲノム医療の進捗はほとんど知られていない。
本講演では、ゲノム医療をめぐる倫理的法的社会的諸課題のなかでも、インフォームド・コンセントや結果の取り扱い、さらに得られた遺伝情報の取扱いなどをめぐって話題提供する。

 

 

カテゴリー: Wings通信 | コメントする

あぁるぴぃ154号 目次

JRPSだより …………………………………………………… ……………………… 3
2022年版 カレンダー販売のお知らせ ………… …………………………  3

電話相談のご案内   ………………………………………… ……………………… 3

「遺伝情報と網膜ゲノム医療」
連続オンラインセミナー開催要項[詳報]………… …………………    4
第1回 テーマ:網膜ゲノム医療の近未来(その2)…………………  4
第2回 テーマ:ゲノム医療推進と遺伝子診断 …… …………………   5
参加申込み方法   …………………………………………………… ……………   6
講演要旨  …………………………………………………… ………………………   6
第25回研究助成受賞者からのメッセージ ………… ……………………  8
藤原 康太(九州大学病院眼科医局) ………… …………………………   8
木村 和博(山口大学大学院医学系研究科眼科学)…………………   9
倉田 健太郎(浜松医科大学眼科学講座)[ライオンズ賞]…… 10

QOL向上推進委員会(QOLC)通信  ……………… …………………… 11
第15回 65歳問題について ……………………………………… ………… 11

部会から全国の皆さまへ  ……………………………………… …………… 12
アイヤ会(阿部 直之) ……………………………………… ……………    12
RP児をもつ親の会(本部事務局)………………………… …………… 12
JRPSユース(西川 隆之)………………………… ………………………  13

新代表からご挨拶   …………………………………… ……………………… 13
豊田 恭二(奈良県網膜色素変性症協会)…… ……………………… 13
木村 健三(岡山県網膜色素変性症協会)…… ……………………… 14
野口 建(福岡県網膜色素変性症協会)…… …………………………  14

あぁるぴぃ広場 ~会員からの投稿~ …… …………………………  15
JRPS沖縄 長嶺会長ご逝去のおしらせ
(JRPS沖縄役員一同) ………………………………… …………………   15
母を想う(秋田県 高橋 順子)……………………… …………………  15
友だちと出会いに感謝(宮崎県 飯干 順子)…… ………………… 16
学校の福祉授業に感謝(千葉県 広瀬 富美子)… ………………… 16
心のアルバムに「ハイ・ポーズ!」(高知県 高橋 りつ)…… 17
我が家の息子(愛知県 加藤 茉与[旧姓:高橋]) ………………17
あたたかな小さい手のリレー(和歌山県 山﨑 浩敬)…………… 18

都道府県JRPS活動予定………………………………… ……………………… 19
北海道……19 宮城県……19 福島県……19 群馬県……19 栃木県……20
埼玉県……20 千葉県……20 東京都……21 神奈川県…21 新潟県……21
長野県……22 岐阜県……22 愛知県……22 三重県……22 滋賀県……23
京都府……23 奈良県……23 大阪府……24 和歌山県…24 兵庫県……24
岡山県……25 広島県……25 香川県……25 徳島県……26 愛媛県……26
高知県……26 福岡県……27 長崎県……27 大分県……27 熊本県……27
宮崎県……28 鹿児島県…28

専門部会の活動予定    …………………………………………………… …  28
JRPSユース  … …………………………………………………… …………… 28

編集局より    …………………………………………………… ………………  29
広告ページ   …………………………………………………… ………………  29
編集後記    …………………………………………………… …………………… 32

カテゴリー: JRPS会報あぁるぴぃ目次 | コメントする

第25回研究助成受賞者からのメッセージ③

倉田 健太郎先生(浜松医科大学眼科学講座)[ライオンズ賞]
受賞テーマ
「わが国のX連鎖性網膜色素変性患者に対する遺伝子治療を目指した原因遺伝子特定と長期自然経過観察研究」

このたび、JRPSライオンズ賞に選出いただきました浜松医科大学の倉田健太郎と申します。研究助成をいただけることを大変光栄に思っております。会員の皆さまには心より感謝申し上げます。
網膜色素変性症は、遺伝子の異常によって発症することが知られています。原因となる遺伝子は80種類以上が知られており、遺伝の仕方もさまざまです。そのなかでもX連鎖性と呼ばれる遺伝形式の網膜色素変性症(X連鎖性網膜色素変性症)は発症年齢が早く、また病状がより重篤とされています。X連鎖性網膜色素変性症は、主に男性に発症しますが、女性においても視覚障害がみられることがあり、無症状なものから重篤なものまでさまざまです。
現在、網膜色素変性症を対象とした遺伝子治療や創薬の治験が進んでいます。X連鎖性網膜色素変性症においても例外ではありません。遺伝子治療は、病状が進んでいない早期の段階で行うことでより良い効果が得られることが知られているため、早期に診断がなされることがとても大切です。さらに遺伝子治療の効果を判定するには、比較対象として病気の自然経過をよく理解していなければなりません。私どもの教室では、網膜色素変性症に対して、これまでに正確な遺伝子検査を行い、自然経過に関する報告を行ってきました。そして近年、12家系からX連鎖性網膜色素変性症の原因遺伝子を同定して、臨床像(発症年齢や視機能など)に関する報告を行いました。しかし、より詳細に検討するためにはさらに症例を積み重ねて調査が必要です。そこで私の研究は、さらに対象を蓄積することでX連鎖性網膜色素変性症の臨床像を明らかにし、長期にわたる病気の自然経過を調査することを目的とします。
本研究により自然経過に伴う視機能変化を予測できるようになります。それをもとに、患者さまにはより正確なカウンセリングを行うことができます。また、将来遺伝子治療が可能になった際には、その効果判定を正確に行うことが可能となります。
本研究によって皆さまのお役に立てるように、最大限の努力をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

カテゴリー: JRPS研究助成 | コメントする

第25回研究助成受賞者からのメッセージ②

木村 和博先生(山口大学大学院医学系研究科眼科学)
受賞テーマ
「網膜色素変性症におけるグリオーシス形成の分子機序解明と新規治療薬の開発」

このたびは第25回JRPS研究助成に採択いただき、深くお礼申し上げます。選定いただいた審査委員ならびに、JRPSの関係者の方々に厚く御礼申し上げます。
我々は、これまで眼内における線維化発症のしくみとその新規治療法開発を大きな目標として研究を行ってきました。線維化とは、炎症によって組織障害が引き起こされた後、組織中のコラーゲンなどの結合組織が異常に増えて沈着する現象のことをさします。全身の多くの臓器で発生し、線維化を起こした臓器は、時として機能不全に陥ります。
一方で、脳や網膜などの中枢神経系では、線維化と似たようなグリオーシスをきたし機能障害をきたすことがあります。現状、組織障害後の線維化、グリオーシスを抑制する有効な治療法は未だ見つかっていません。
網膜色素変性症は、視細胞、網膜色素上皮細胞の広範な変性によって視機能が障害をうける病気です。それに加えて、網膜内でのグリオーシス形成や網膜上に二次的に形成されるグリオーシスを含む網膜前膜などが視機能のさらなる悪化を促す要因となっています。
今回の研究では、網膜色素変性症モデルマウスを用いて、網膜でのグリオーシスが形成される仕組みならびにその治療薬の足掛かりとなる因子を見出します。さらに、その結果から研究を発展させ治療薬につながる新たな薬剤を見つけ出したいと思っています。網膜色素変性症の進行を少しでも遅らせ、さらに残っている視機能を最大限維持できるような治療法の開発につながればと切に願っています。
微力ではありますが、今後も患者さまへ最良の医療を提供できるよう邁進してまいります。

カテゴリー: JRPS研究助成 | コメントする

第25回研究助成受賞者からのメッセージ①

藤原 康太先生(九州大学病院眼科医局)
受賞テーマ
「網膜色素変性の個別化医療に向けたエビデンス構築」

このたびJRPS研究助成に選出いただきました九州大学の藤原康太です。研究助成をいただけることとなり、会員の皆さまには心より御礼申し上げます。
網膜色素変性は、遺伝子が原因で発症する病気であることが知られておりますが、その遺伝子と進行スピードとの関連は十分に分かっておりません。網膜色素変性の原因となる遺伝子の多くは視細胞である杆体細胞に関連するものであり、典型的には夜盲や視野狭窄で発症します。
一方で、もう一つの視細胞である錐体細胞が担う明所視や中心部分の見え方は初期では保たれる場合が多く、網膜色素変性が進行すると中心部分が見えにくくなります。この中心部分の見え方の変化には神経の炎症や酸化ストレス、エネルギー代謝などが関与していることが明らかとなっており、網膜色素変性は遺伝的な他にも環境的な要素が関係しながら進展すると考えられます。
私たちの施設にはたくさんの網膜色素変性患者さまが定期的に通院されており、その遺伝子の情報や中心の見え方の蓄積されたデータを解析することが可能です。我々の研究グループでは、網膜色素変性への神経の炎症の関与について世界に先駆けて着目し、網膜色素変性患者様の眼内で炎症を示す数値が上昇しており、中心の見え方やその悪化するスピードに影響していることを明らかにしています。
今回の研究で私が取り組みますのは、これまでの研究成果を土台としてデータを継続して収集し、環境要因を含めて網羅的に解析することで進行に影響する因子を明らかにします。さらに進行スピードに影響するそれぞれの遺伝要因や環境因子の関与の大きさを分かりやすくし、網膜色素変性の個別の治療法を確立することにつなげようと考えております。
患者さまは失明の不安のなかで過ごされており、いつまで見ることができるのか心配されていると思います。この研究が治療法開発に結びつき、皆さまのお役に立てるように研究に努めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

カテゴリー: JRPS研究助成 | コメントする

「世界網膜の日 in 岩手2021」開催のご報告

2021年9月26日(日)にオンライン開催されまました「世界網膜の日 in 岩手」は、当日YouTubeで生放送されました。
大会の内容は以下の通りです。

13:00
【開会アトラクション】ヴァイオリン演奏 高山仁志氏

13:30【開会式】

13:40
【授与式】開会行事第25回JRPS研究助成 授与式

講評(JRPS公式WEBの会員頁にて視聴できます)
日本網膜色素変性症協会学術理事 獨協医科大学埼玉医療センター眼科主任教授
町田繁樹先生

14:00
【研究発表】(JRPS公式WEBの会員頁にて視聴できます)

藤原康太先生 九州大学病院臨床助教
受賞テーマ 「網膜色素変性の個別化医療に向けたエビデンス構築

木村和博先生 山口大学大学院医学系研究科眼科学教授
受賞テーマ 「網膜色素変性症におけるグリオーシス形成の分子機序解明と新規治療薬の開発

倉田健太郎先生 浜松医科大学医学部附属病院眼科助教
受賞テーマ 「わが国のX連鎖性網膜色素変性患者に対する遺伝子治療を目指した原因遺伝子特定と長期自然経過観察研究

15:10
【記念講演】(JRPS公式WEBの会員頁にて視聴できます)
冨田浩史先生 岩手大学理工学部生命コース 視覚神経科学研究室教授
演題 「視力保護・回復を目指した遺伝子治療研究」

16:10
【次年度開催県協会引き継ぎ式】

16:15
【閉会行事】

カテゴリー: 世界網膜週間-世界網膜の日 | コメントする

保護中: 「世界網膜の日 in 岩手2021」プログラム(会員頁用)

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

カテゴリー: 世界網膜週間-世界網膜の日, 会員のページ, JRPS研究助成 | コメントを読むにはパスワードを入力してください。

次回はJRPS山陰が主担となります。

 

世界網膜の日2021 in 岩手

 

(上の文をクリックするとリンクが開きます)
日時:2021年9月26日(土) 13時~
会場:Zoom会議

 

 

世界網膜の日2020 in 滋賀

日時:2020年9月26日(土) 12時~ 受付
会場:Zoom会議

プログラム

13時~ 開会
主催者挨拶(JRPS滋賀会長:田中嘉代)

主催者挨拶(JRPS理事長:長澤源一)

13時15分~
第24回 JRPS研究助成金授与式

審査講評 村上晶先生:順天堂大学眼科)

研究助成受賞者の発表・授与式

 

・受賞者による研究発表

前田 忠郎先生 (神戸愛センター病院)
「iPS細胞由来網膜色素上皮細胞移植の実用化に向けた、最適な製剤化条件の検討」


西田 健太郎先生
(大阪大学大学院医学系研究科視覚機能形成学寄附講座)
「人工網膜の実用化に向けたトータルシステムの検証」


小栁 俊人先生
(九州大学眼科教室)【ライオンズ賞】
「定型網膜色素変性における包括的ミトコンドリア遺伝子変異解析」

 

 

 

 

15:00~
記念講演

・講師:高橋政代先生
株式会社ビジョンケア代表取締役社長
理化学研究所 生命機能科学研究センター
網膜再生医療研究開発プロジェクト客員主管研究員
演題:「網膜再生医療の動向」


16:00~次年度開催地へ引き継ぎ式 &
次年度開催協会挨拶

16:05~閉会

[主催] 公益社団法人 日本網膜色素変性症協会(JRPS)
[主管] 滋賀県網膜色素変性症協会(JRPS滋賀)
世界網膜の日in滋賀実行委員会(委員長:田中嘉代)  [協力] NPO法人 IT滋賀

 

世界網膜の日2019 in 富山 

日時:2019年9月22日(日) 11::30(受付開始)~17:00
会場: 富山県総合福祉会館(サンシップとやま)

プログラム

・開会宣言

 

アトラクション(越中おわら節等「風の会」)

・第23回JRPS研究助成授与式
◎審査委員長、山本修一先生による講評 & 授与式

・受賞者講演
林 孝彰 先生(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター)
全身疾患に合併する遺伝性網膜ジストロフィの病態解明を目指した
分子遺伝学的研究

朝岡 亮 先生(代読:藤野友里 先生)(東京大学医学部附属病院眼科)
網膜色素変性症のベイズ推定による視野進行予測およびそれを利用した
高速視野計測、眼底自家蛍光による視野予測モデルの構築・検証

長谷川 智子 先生(京都大学眼科学教室)・・・・・・・・・・ライオンズ賞
網膜色素変性症の新規進行抑制治療薬としての分岐鎖アミノ酸の
細胞保護メカニズムの解明

・記念講演会:
講師:神戸アイセンター病院 網膜変性研究室長 非常勤医師
理化学研究所 上級研究員 前田亜希子先生
世界で進む遺伝子特異的RP治療~その準備のために今できること~

前田先生と参加者との質疑応答

次年度開催地へ引き継ぎ式

 

 

世界網膜の日2018 in 愛媛

日時 9月29日(土)12時~17時半
会場 松山市総合福祉センター 1階 大会議室

13時~ オープニングコンサート
「優美」によるアイリッシュハープの演奏と歌声 (アンコール局のみ)

14時~ 開会式・第22回JRPS研究助成授与式・受賞者による研究発表

受賞テーマ1:「網膜色素変性に対するリードスルー薬の開発動画
前田亜希子先生(神戸アイセンター病院  理化学研究所 神戸研究所)

受賞テーマ2:「iPS研究から発展した網膜色素変性に対する神経保護治療の開発」(動画)
小沢洋子先生(慶応義塾大学医学部眼科学教室網膜細胞生物学グループ・チーフ)

受賞テーマ3:「網膜色素変性症の原因構造変異の解明」(動画
秋山雅人先生(九州大学)……ライオンズ賞

記念講演「網膜再生医療とアイセンター
講師:高橋政代先生(神戸理化学研究所)

 

 世界網膜の日2017 in 宮城

2017年9月30日(土)
11:00~ アトラクション 「仙台すずめ踊り」
「仙台ガブリエルブラスの楽器演奏」

13:00~ 開会式・第21回JRPS研究助成授与式・受賞者による研究発表

受賞テーマ1:「EYS遺伝子変異が引き起こす網膜色素変性症のメカニズムの解明と創薬戦略の構築」(動画
渡辺すみ子先生(東京大学大学院医学系研究科)

受賞テーマ2:「人工知能(deep learning)の人工網膜への応用」(
神田 寛行先生(大阪大学大学院医学系研究科)

受賞テーマ3:「幹細胞由来三次元網膜移植後のホスト網膜とのシナプス接続の解析、および視機能改善のための光刺激の探求」(動画
松山オジョス武先生 (理化学研究所)……ライオンズ賞

15:00~ トーク&コンサート
「シンガー・ソングライターさとう宗幸さん」
Part1:  Part2:  Part3:  Part4

 

 世界網膜の日2016 in 三重

2016年9月24日(木
記念講演
iPS細胞を用いた網膜再生医療の可能性」(動画)
講師万代道子先生(神戸理化学研究所)

受賞者学術講演

講演1:小坂田文隆 (名古屋大学 大学院創薬科学研究科)
受賞テーマ1:「網膜色素変性における神経回路の再生」(動画)

講演2:栗原俊英(慶應義塾大学 医学部眼科学教室・光生物学研究室)…もうまく基金賞
受賞テーマ2:「網膜色素変性症克服に向けた新規低酸素応答阻害物質の開発」(動画)

講演3:国松志保 (東北大学病院 眼科)
受賞テーマ3:「高度視野狭窄と自動車事故との関連性」(動画)

 

世界網膜の日2015 in 群馬

受賞者学術講演
講演1:「遺伝子治療による錐体系視覚再建と可塑性の解析
西口 康二先生(東北大学大学院医学研究科)

講演2:「硝子体投与アプローチからの網膜色素変性の遺伝子治療
五十嵐 勉先生(日本医科大学眼科学教室)

講演3:「網膜色素変性に対する新しい神経保護の開発
池田 華子先生(京都大学医学部附属病院 臨床研究総合センター)

 

世界網膜の日2014 in 兵庫

記念講演
講師:高橋政代先生(神戸理化学研究所)

受賞者学術講演
講演1:岩田  岳(独立行政法人国立病院機構東京医療センター・感覚器センター)
受賞テーマ1:「網膜色素変性の網羅的遺伝子解析と病因・病態機序の解明

講演2:上野真治(名古屋大学大学院医学研究科 眼科学講座)
網膜色素変性におけるバイオマーカーの探索

講演3

投稿日: 作成者: admin | コメントする

JRPS連続オンラインセミナー2021 開催案内

昨年に続き、以下の要領でオンラインセミナーを開催します。

【名称】JRPSオンラインセミナー2021
遺伝情報と網膜ゲノム医療・患者からのアプローチ

共催:NPO法人 オール・アバウト・サイエンス・ジャパン(AASJ)

【形式】オンラインセミナー:
パソコン・スマホで全国どこからでも視聴できます。事前に参加登録をいただいた方に、参加用URLをお知らせします(第1回・第2回共通)。

■(第1回)テーマ:網膜ゲノム医療の近未来(その2)
【日時】2021年11月3日(水・祝)13時~16時
講演1「網膜変性に対する遺伝子特異的治療の進化」西口 康二(名古屋大学)
講演2「これからの網膜色素変性への医療とケア」村上 晶(順天堂大学)

■(第2回)テーマ:ゲノム医療推進と遺伝子診断
【日時】2021年11月13日(土)13時~16
時講演1「遺伝子検査の前に考えてほしいこと」吉田 晶子(京都大学)
講演2「ゲノム医療と倫理的社会的法的課題」武藤 香織(東京大学)

【参加申込み方法】下記事項を記載し、メールにてJRPS本部事務局までお申込みください
(締切:10月31日、宛先:info@jrps.org;タイトル欄に「オンラインセミナー申込み」と明記)。⑤以外は必須項目です)
①氏名(フリガナ)②メールアドレス③属性(1.患者、2.家族/支援者、3.研究者/医療従事者、4.その他)④JRPS会員・非会員の別⑤事前質問事項

※プログラム、講演要旨ほか、詳細は本誌154号およびJRPSホームページに掲載します。

カテゴリー: 医療講演会 | コメントする

あぁるぴぃ153号 目次

JRPSだより       3

第25回日本網膜色素変性症協会(JRPS)研究助成者決定!             3

「世界網膜の日in岩手」開催方法変更のお知らせ(高橋 義光)      3
9月23日「網膜の日」の啓発活動にご協力のお願い(森本 登)      4

【開催案内】「遺伝情報と網膜ゲノム医療」連続オンラインセミナー            4

電話相談のご案内            5

第8回(令和2年度)定時代議員会 報告  6
第8回 定時代議員会を開催          6
令和2年度 事業報告     6
令和2年度 貸借対照表 14
正味財産増減計算書        15
財務諸表に対する注記     17
令和3年度 事業計画     18
令和3年度 収支予算書 23
定款一部変更について     26

都道府県JRPS活動予定  29
北海道……29 宮城県……29 群馬県……29 栃木県……29 埼玉県……29
千葉県……30 東京都……30 神奈川県…30 新潟県……31 長野県……31
福井県……31 岐阜県……31 愛知県……32 三重県……32 滋賀県……32
京都府……32 奈良県……33 大阪府……33 和歌山県…33 兵庫県……33
岡山県……34 広島県……34 香川県……34 徳島県……35 愛媛県……35
高知県……35 福岡県……35 大分県……36 熊本県……36 鹿児島県…36
専門部会の活動予定        36
JRPSユース…36

編集局より         37
広告ページ         37
編集後記             40

カテゴリー: JRPS会報あぁるぴぃ目次 | コメントする